8月28日の日本テレビ「ZIP」の「旅するエプロン」のコーナーで、徳島県の、
「鳴門地方卸売市場」
を訪問していました。その際、この市場の読み方(アクセント)を女性ナレーターさんは、
「鳴門地方・卸売市場」(ナ/ルトチ\ホー・オ/ロシウリシ\ジョー)
と区切って読んでいました。まあ、そう読みたくなる気持ちはわかりますが、
「鳴門地方」
って、そんなに細かい区分の「地方」はありませんし、意味上は、
「鳴門・地方卸売市場」(ナ/ルト・チ/ホ\ー・オ/ロシウリシ\ジョー)
なのですね。
「地方卸売市場」
というのは、
「『卸売市場法第4章』の規定に基づいて各都道府県知事の認可によって設置される卸売市場のこと」
なんです。それが「鳴門」にあるから、この名前なんですね。
よく、切る所を間違うものには、
「近畿地方整備局」
があります。これを、
「近畿地方・整備局」(キ/ンキチ\ホー・セ/イビ\キョク)
と区切って読んだり、コンパウンドして、
「近畿地方整備局」(キ/ンキチホーセイビ\キョク)
と読んだりするのは間違い。正しくは、
「近畿・地方整備局」(キ\ンキ・チ/ホーセイビ\キョク)
なのです。
「地方整備局」
というのは「国土交通省」の管轄下にあり、全国に、
「東北地方整備局」「関東地方整備局」「北陸地方整備局」「中部地方整備局」
「近畿地方整備局」「中国地方整備局」「四国地方整備局」「九州地方整備局」
があります。全部、「東北地方」「関東地方」「北陸地方」「中部地方」「近畿地方」「中国地方」「四国地方」「九州地方」という言葉(地方)がありますので、ついその「塊」で読んでしまいそうですが、正しくは、
「東北」「関東」「北陸」「中部」「近畿」「中国」「四国」「九州」と「地方整備局」
に分けて読むべきものですね。気を付けましょう。


