会社に着いて、報道局のフロアまでエレベーターに乗っているときに、ふと、思いつきました。
「この会社のビルって、同じ広さのフロアが何階か重なっているな。それぞれのフロアの人は、まあ、仕事のつながりで知っている人もいるけど、ほぼ同じフロアで完結するように割と広いフロアになっていて、他のフロアにはあまり行かない。つまり3階と4階、あるいは5階、6階はそれぞれ独立していて、あまり関連性を持っていないんだよね。
これってつまり、それぞれの階は、
『メタバース』
なんじゃないのか?そこを移動するのに『エレベーター』で移動するけど、メタバース間を移動するエレベーターのようなもの開発できたら、すごいんじゃないか?」
と、そう考えたんですね!
「ミヤネ屋」のフロアに着いて、若い男性AD君にその考えを話したら、
「よく、そんなことを思いつきますね!」
「え?普通。考えるだろ、エレベーターに乗ったら」
「考えませんよ!そんなの考えるの、道浦さんだけですよ」
「そうかなあ?」
「僕なんか、ただ暑いなあーって思うだけです!」
「そうやんか!暑いから、こんなこと、考えててしまうんやんか!」
(2023、8、7)



(追記)
去年(2022年)11月27日(日)付「日本経済新聞」の文化欄に、
「メタ・メタバース」
というタイトルのエッセイを、芥川賞作家の上田岳広さん(1979年兵庫県生まれ、早稲田大学卒)が書いていました。その中に、こんな記述が。
「メタバースの語源は『スノウ・クラッシュ』という小説に登場した仮想空間からきているそうで、『超越した』という意味を持つメタと、『宇宙』を意味するユニバースとを組み合わせた造語だ。つまり、現実空間を超越した仮想空間。」
そうだったんですね。勉強になりました。会社のフロアは、その1階・1階が、
「小宇宙」
であったのか。
え?なんで9か月もたった今頃って?
いや、机の上を片付けていたら、去年の新聞のスクラップが出て来たので…。
(2023、8、8)