札幌・すすきのの事件で逮捕された、田村瑠奈容疑者は、被害男性と一緒にホテルに入ったとされ、その際に変装して、
「金髪のウィッグ」
を着けていたと。つまり、
「かつら」
ですね。この、「ウィッグ」の、
- は「大きい」か?「小さい」か?
「ウィッグ」という言葉自体は、、もう言い換えも必要ないぐらい浸透していると思います。発音する場合、私などは「大きなイ」で、
「ウ/イッ\グ」
と言います。しかし「外来語の表記」を載せた「新聞用語集2022年版」に「ウィッグ」も「ウイッグ」も載っていないのです。
「外来語」
というのは、
「外国語から入って、もう日本語になったもの」
ですから、「新聞用語集」は、「ウィッグ」をまだ、
「よく使う『外来語』として認めていない」
ことになります。そうすると「ウィッグ」は、
「外国語」
ということになります。「外国語」の場合「人名」や「地名」の「ウィ」で「ィ」は小さく書きます。たとえば、
「ウィリアム王子」「ウィンブルドンテニス」
のように。それからするとこの「ウィッグ(wig)」も、
「小さいィ」
で書くべきなのでしょうか。
もし、英語(外国語)で発音するなら、
「ウィ\ッグ」
ですよね。でも若い女性ADに聞いたら、彼女は、
「ウィ/ッグ」
と「平板アクセント」で言うというのです。
え?そんなことできる?「平板アクセント」にしたら、
「イは大きくなる」
のでは?つまり、
「ウ/イッグ」
では?
だって、「イ」の次に、
「小さいッ」
が入っているんですよ。発音できる?
同じように「ィ」が小さい、
「ディレクター」
は、英語だと、「レ」にアクセントが来る「中高アクセント」で、
「ディ/レ\クター」
ですが、よく使われるようになって日本語(外来語)になって「平板アクセント」になると、
「ディ/レクター」
になります。これは「小さいィ」でも「平板」で発音できるけど、それは、
「小さいッがないから」
ですね。ところが「ウィッグ」は、
「小さい『ッ』が小さい『ィ』の後に続いている」
のに、そんなこと、できるのかなあ?
ともあれ今回、表記は、
「まだ日本語になっていない」
と判断して、「小さいィ」で、
×「金髪のウイッグ」→〇「金髪のウィッグ」
としました。


