ウィンブルドンのテニスが開かれていますが、大坂選手や錦織選手が出ないと、あまり取り上げられませんね…。そんな中、男子シングルスの予選から勝ち上がった「世界ランキング116位」の、
「綿貫陽介選手(25)」
が、「世界ランキング81位」のヒュースラー選手(スイス)を逆転で破り、見事2回戦進出を決めました。
そのLINE NEWSを見ていたら、綿貫選手、実は、
「予選決勝で敗れていた」
そうです。しかし、
「本戦に欠場者が出た」
ということで「本戦出場」がかなったとのこと。それを指して、
「ラッキールーザー」(Lucky Loser=略称・LL)
という表現が使われていました。直訳すれば、
「幸運な敗退者」
ですね。そういう言い方があるんですね。
グーグル検索では(7月7日)、
「ラッキールーザー」=5万6000件
で、トップに出て来た「調整さんwith」というサイトでは「テニス用語」として解説が載っていました。
「ラッキールーザー(LL)とは、怪我などで本戦に出られなくなってしまった選手の代わりに、予選敗退した選手の中から代わりに出場する選手を決定、補充するシステムのことです。決定の仕方は抽選で、決まるのはかなりぎりぎりになってから。」
ネットの国語辞典「weblio辞書」では、
「スポーツの競技会で、予選で敗れて本来なら本選に進めないところを、出場をとりやめる選手が出たため運よく本選に出場することができる選手のこと。」
とありました。また「ウィキペディア」は、
「ラッキールーザーは、試合に敗れたものの、勝利者の辞退などにより勝利者と同等の扱いとなった競技者・チームのことである。」
でした。
今回のウィンブルドンでは、綿貫選手以外にも「ラッキールーザー」がいたようです(tennis365net.)。それによると「ラッキールーザー」で本戦入りした、
「世界ランキング119位のМ・モウ選手(アメリカ)」
という選手が、
「第11シードで世界ランキン12位のF・オジェ アリアシム選手(カナダ)」
というかなり「格上」の選手を破って、この大会で初めての初戦突破を果たしたのだといいます。
たとえ予選でも、ウィンブルドンに出場するような選手は、本戦に出る選手との実力の差は「紙一重」なのかもしれませんね。
頑張れ、ラッキールーザー!!


