ロシア軍がウクライナの、
「ザポリージャ原発」
の建屋に爆発物を設置したかもしれないというニュースを、7月5日の「ミヤネ屋」の中の「240ニュース」でお伝えしました。
日本テレビ系列では、原発のあるこの地名を「ウクライナ語読み」に近い、
「ザポリージャ」
でお伝えしていますが、この日(7月5日)の夕刊を見たらバラバラでした。
(読売)ザポリージャ
(朝日)ザポリージャ
(毎日)****
(産経)ザポリジエ
(日経)ザポリジエ
「毎日新聞」夕刊は、この記事がありませんでしたが、翌日(7月6日)の朝刊の記事を見たら、「共同通信」の配信記事が載っていて、それによると、
「ザポロジエ」
でした「産経」と「日経」、そして「毎日」(共同通信)の、
「ザポリジエ」
というのは、
「ロシア語読み」
です。ロシアがウクライナに攻め入った去年(2022年)の2月以降、マスコミ各社は、政府・外務省の方針と軌を一にして、それまでのウクライナ地名の「ロシア語読み」を、
「ウクライナ語読み」
に変更しました。代表的なのは首都の呼び方、
「キエフ→キーウ」
ですね。しかし、ウクライナの全ての都市名を「ウクライナ語読み」に変えたかと言うと、そこは各社スタンスが違うようで、歩調は合っていないのです。
・・・と、ここまで書いて、「もしかしたら、過去に書いているのでは?」と検索したら、やはりすでに、わたくし書いておりました。
令和ことば事情8371「ザポリージャか?ザポロジエか?」です。
あれから1年4か月、戦争は続いています・・・。
(2023、7、6)


