ことしは「帝国ホテル」が建築されて「100年」なんだそうです。
先日、現在の帝国ホテルの中を通った時に、
「帝国ホテルアーケードは、今年で100歳」

と書かれていたのを見て、
「へえ、そうなんだ」
と思って調べてみたら、現在の建物ではなく、
「フランク・ロイド・ライト」
設計の初代のもの(「ライト館」)が建てられて「100年」だと。今、愛知県の明治村に残され保存されているそうですが、実はまだ見に行ったことはありません。一度見に行きたいです。
100年前と言うと、
「1923年」(大正12年)
あれ?だとすると、
「関東大震災」(9月1日)
のあった年じゃないですか!
初代・帝国ホテルは「関東大震災」の「前」にできたのか?「後」にできたのか?
それがなんと「当日」、つまり、
「9月1日に落成披露宴が行われた」
そうです。それで、大丈夫だったと。へえー。
ところで、現在の帝国ホテルにも「ライト館」の名残りがあります。それは、
「レンガ」
です。現在の帝国ホテルのレンガを見ると、
「縦に筋模様が入っている」
んです。これは、
「スクラッチタイル(すだれ(簾)レンガ)」
と呼ばれる技法だそうです。
そして「帝国ホテル」のすぐ近く(同じ日比谷)に「1929年」と、帝国ホテルの「6年後」に建てられた、
「日比谷公会堂」
こちらのレンガも、帝国ホテルと同じ「筋模様」が入っていたのです!
当時、流行ったのですかね。
レンガの模様を見て、建物の建てられた年代を想像するのも楽しいですね。
(2023、7、10)


