「ミヤネ屋」のパネルをチェックしていたら、
「素足」
と出てきていたので、
「はだし」
とルビを振りました。すると、ADから、
「これ『はだし』でいいんでしょうか?」
と質問されました。
「まあ、普通は『裸足』と書いて『はだし』と読ませるし、『素足』はそのままなら『すあし』だけど、どちらも意味の上では『はだし』だし、いわゆる『熟字訓』で、漢字に意味を乗せただけで、漢字本体の読み方ではないので、どっちでもいいよ。そもそも『新聞用語集』には『はだし』と『平仮名』で書くようになってるけどね。」
と答えたところ、
「これ、ストッキングを穿いてない『生足(なまあし)』の意味なんですけど…」
「え!?それなら『すあし』だな。じゃあ、ルビなしで、そのまま『素足』で!」
ということになりました。
よく考えると、「裸足」は、
「靴やサンダルなどを履いてない、靴下も穿いてない、くるぶしから下の『足』の部分」
が主のように感じます。松田聖子の「裸足の季節」の「裸足」。
それに対して「素足」は、今出てきたように、
「ストッキングなどを穿いていない、ふくらはぎやふとももの『脚』の部分」
のように感じました。
これは、きっちり使い分けないとだめだなあ、と反省しました。
しかしそうすると、「素足」ではなく、
「素脚」
なのかな?
(2023、6、12)


