8970「防球ネットか?バッティングケージか?」

2023 . 5 . 15

8970

 

 

5月12日の「ミヤネ屋」の「240ニュース」で、5月6日に北海道の高校の野球部女子部員が、

「防球ネット」

の下敷きになって意識不明の重体だというニュースをお伝えしました。

しかし他社のニュースなども見て、元・読売新聞の校閲担当で現在「ミヤネ屋」のチェックをもしてもらっているNさんから

「『防球ネット』ではなく『バッティングケージ』では?」

とご指摘がありました。そこで、

「バッティングケージ」(「ゲージ」ではない)

に直しましたが、日テレ(とSTV)は、

「防球ネット」

で放送していました。それをみて慌ててまた「防球ネット」に戻そうとしましたが、間に合いませんでした。そもそも、

「バッティングケージ」と「防球ネット」

はどう違うのでしょうか?

事故が起きたものの形状は「バッティングケージ」と同じような、

「移動式の3面」

のものでしたが、「目的」が違うと「呼び名」が変わるのでしょうか?そこは分からずじまいでした。インターネットで検索すると、「防球ネット」というものも存在しましたが、それは「移動はしない」で「張り巡らせるような」もののようです。

夕刊では「朝日新聞」以外は記事が載っていました。全紙「本文」では、

「バッティングケージ」「移動式(の)バッティングケージ」

で、「防球ネット」はありませんでした。(時事通信は「防球ネット」)

「見出し」は、やはり「バッティングケージ」は長いので「ケージ」を使い、

(読売)ケージ下敷き

(毎日)ケージ倒れ

(産経)打撃ケージ

(日経)ケージの下敷き

でした。

後で記事をよく見たら、

「3塁側からホームベース上へ移動させようとしていた」

ということなので、これは

「バッティングケージ」

が妥当だったのでしょうね。

その後の女子部員の容体に関する記事が見当たりませんが、心配です…。

 

(2023、5、12)