5月22日のNHK「映像の世紀」で「独ソ戦」を取り上げていました。その中で出て来たもの(言葉)に、
「阻塞(そさい)気球」
というのがありました。
ソ連(当時)が、ナチス・ドイツ機の低空飛行での攻撃を防ぐためにクレムリン上空に飛ばしたというものです。「飛ばす」といっても、金属のケーブルで係留して浮かべているので「アドバルーン」のようなもの。
「気球によるバリケード」
ですね。
初めて聞きました、この言葉。
「そさい」
と読むのですね、「そそく」ではなく。
「阻塞」の意味は、
「さえぎりふさがること。 また、さえぎり、ふさぐこと。」
で、この語単独では、
「そそく」
と読むようです。「呉音」と「漢音」の違いかと思い、漢和辞典を引きましたが、そういう訳でもなく「ソク、サイ」両方の読みがあるみたいですね。
グーグル検索では(5月26日)、
「阻塞」 =3460万件
と、かなり出て来ましたが、2文字の漢字なので、もしかしたら「中国語」関連も入っているのかも。そして、
「阻塞気球」=3130件
でした。やはり少ない。ウィキペディアによると、
「防空気球」
とも呼ばれたそうです。もう、これをやるということは、「本土決戦状態」ですね・・・。
(2023、5、29)


