5月9日、日本テレビの「ZIP!」で、千葉・白子町の玉ねぎ農家の畑から中継で、
女性リポーターが、大きな白子(しらこ)玉ねぎを紹介する中で、
「農家さん」
と言っていました。昔なら、
「お百姓さん」
と言っていたところですが、「お百姓さん」は少なくともテレビ放送の中では「死語」になったのかもしれません。「農家さん」という呼び方は、それほど違和感はありませんでした。
そして同じ日の「ミヤネ屋」のお天気中継では、中島リポーターが、埼玉・鴻巣市のポピー畑から中継で、
「こうやって広大な面積のポピー畑がきれいに咲いているのも、近所の農家さんのおかげなんです」」
と、やはり
「農家さん」
という言葉を使っていました。
「農家の方」
と言ったほうが良いような気もしますが、親しみを込めると「農家さん」なんですかねえ。
「農業従事者」
とかは、こういった中継には表現が硬すぎて使いませんよねえ。
グーグル検索では(5月10日)
「農家さん」 = 615万0000件
「農家の方」 = 645万0000件
「農家の人」 = 394万0000件
「お百姓さん」= 8万1800件
「農業従事者」= 52万8000件
「農民」 =1920万0000件
でした。「農家さん」(615万件)と「農家の方」(645万件)が「ほぼ同数」で、この割合から比較すると、
「『お百姓さん』は、ほぼ使われていないレベル」
なんですね。
(2023、5、10)


