8960「農家さん」

2023 . 5 . 10

8960

 

 

5月9日、日本テレビの「ZIP!」で、千葉・白子町の玉ねぎ農家の畑から中継で、

女性リポーターが、大きな白子(しらこ)玉ねぎを紹介する中で、

「農家さん」

と言っていました。昔なら、

「お百姓さん」

と言っていたところですが、「お百姓さん」は少なくともテレビ放送の中では「死語」になったのかもしれません。「農家さん」という呼び方は、それほど違和感はありませんでした。

そして同じ日の「ミヤネ屋」のお天気中継では、中島リポーターが、埼玉・鴻巣市のポピー畑から中継で、

「こうやって広大な面積のポピー畑がきれいに咲いているのも、近所の農家さんのおかげなんです」」

と、やはり

「農家さん」

という言葉を使っていました。

「農家の方」

と言ったほうが良いような気もしますが、親しみを込めると「農家さん」なんですかねえ。

「農業従事者」

とかは、こういった中継には表現が硬すぎて使いませんよねえ。

グーグル検索では(5月10日)

「農家さん」 = 615万0000件

「農家の方」 = 645万0000件

「農家の人」 = 394万0000件

「お百姓さん」=   8万1800件

「農業従事者」=  52万8000件

「農民」   =1920万0000件

でした。「農家さん」(615万件)と「農家の方」(645万件)が「ほぼ同数」で、この割合から比較すると、

「『お百姓さん』は、ほぼ使われていないレベル」

なんですね。

 

(2023、5、10)