「ミヤネ屋」でいつものようにテロップチェックをしていたら、
「人間万事塞翁(さいおう)が馬」
という有名な格言が出て来ました。40年ぐらい前に、元・放送作家で元・東京都知事の、
「青島幸男さん」
が、
『人間万事塞翁が丙午(ひのえうま)』
という、この格言をもじったタイトルの作品で直木賞を取りましたね(1981年)。
え?知らない?
え?青島幸男も知らない?…お若いのね。
さて、この「人間」の読み方ですが、これまでは特に何も考えることなく、
「ニンゲン」
と読んでいましたが、ちょっと待てよと。
「人間到る所に青山(せいざん)あり」
という格言、「青山(せいざん)」は「墓所」、つまり「骨をうずめる所」ですが、この「人間」は、
「ジンカン」
が正しい、と、入社当時の社長であった、
「青山(あおやま)社長」
がいつも言っていました。そして「ニンゲン」と読むと、
「バカモーン!こんなことも知らんのか!」
と怒られるのがパターンでした。だとすると、これも、
「ジンカン」
なのか?迷うなあ。
ということで検索してみると、こんなサイトが出て来ました。やっぱり迷う人がいるんだ!というか、かの神永暁さんのサイト(しかも2011年!早い!)ではないですか!
https://japanknowledge.com/articles/blognihongo/entry.html?entryid=80
それによると、
「ニンゲン」
が正しい、と。良かった。「ジンカン」と読む人は「人間到る所に青山あり」と混同しているのではないか?というお説でした。
(2023、4、17)


