8906「タッチアップ」

2023 . 3 . 20

8906

 

3月13日から、マスクの着用が「個人の判断」になりました。

まあ、それまでだって「個人の判断」だったんですが、それぞれの所属している学校や会社、組織内での決まりでほぼ100%、

「マスク着用は義務」

という感じでした。それが緩くなるということですね。

それに伴っていろんな職場で、これまでと対応が変わってきます。その中で、

「化粧品売り場の店員さん」

を「ミヤネ屋」で紹介しました。朝礼で、この日から対応がどう変わるか?という注意点について指導員の方が説明している中で

「タッチアップ」

という言葉が出て来ました。

「お客様にメークを指導すること」

を「タッチアップ」と言うのだそうです。全然、知りませんでした。まあ、化粧品売り場へ行ってメークをしてもらうことがないですからね。女性は、みんな知っているのかなあ?でも、

「化粧をしてもらう側」

ではなく、

「化粧をしてあげる側の業界の言葉」

だから、案外、女性でも知らないのかも。

我々は「タッチアップ」と聞くと、ちょうど「WBC」もやっていることだし、

「野球で打者がフライを打った際に、野手がキャッチしたのを見て、ランナーが次の塁へと進む(ある意味「盗塁」する)こと」

を言うと思っていました。この日の「ミヤネ屋」のテロップでは、

「タッチアップ(メーク体験)

と意味を補って出しました。

(『新聞用語集2022年版』では「メイク」ではなく「メーク」と表記することになっています。)

 

(2023、3、20)

(追記)

川崎市のNさんから、こちらにも感想・ご意見を頂きました。ありがとうございます!

Nさんは「タッチアップ」といえば、

「車の塗装の、小さな傷を補修する塗料」

を連想するとのこと。あ、そういえば、

「タッチアップペン」

は聞いたことがあります。ウーム、「車のボディー」も「人間のボディー」というか「フェース」も「塗装」が必要と言うと怒られるなあ。

また、「塗装工事」の分野でも「タッチアップ」と言うようで、

「タッチアップとは、塗装工事などで、一度仕上げたところを部分的に修整塗りすること。また、塗装品などの幕板や鼻隠し・破風板を釘止めする場合などの、釘頭隠しにタッチアップが行なわれる。」

とのことです。勉強になりました!

(2023、3、23)