おなじみ「日本経済新聞」朝刊最終面の「私の履歴書」。２月は作曲家の村井邦彦さん。あの名曲「翼をください」の作曲家と言えば「なるほど」と、みんな知っていると思う。そして音楽出版社「アルファ・ミュージック」を立ち上げ、高校生時代のユーミンや、ＹＭＯを見い出した人。「私の履歴書」は、経済人とかのときはあんまり読まないけど、芸能関係や音楽関係の人のは、割と読んでいる。

読んでいると、いろいろ驚かされることもあって。村井さんは暁星小（2年から）・中学で、高校から慶應なんだけど、暁星時代の仲良しが、歌舞伎の人間国宝の故・中村吉右衛門。よくジャズのレコードを一緒に聞いたりバンドを組んだりしたという、吉右衛門の兄の白鸚とも。へえー。

また慶應高校ではサックスを、大学では、ジャズオーケストラの「ライト・ミュージック・ソサイェティ」に所属して、ピアノを弾いていたそうだ。その時の先輩が「ルパン三世」でおなじみの大野雄二さんや、元ＮＨＫアナウンサーの明石勇さん！だという。へえー、そうなんだ。

歌手の森山良子さんが新人の頃に「ピアノを弾いてくれ」と呼び出された際、日本ビクターのフィリップスレコードのディレクター・本城和治氏は、慶應の先輩で「ワグネルソサイェティ男声合唱団」に所属していたと出て来た！出たワグネル！つながってますねえ。

毎日、楽しく読んでいます。