8840「サケ(鮭)とサーモンとマス」

2023 . 1 . 23

8840

 

 

以前から気になっていたことに、

「サケ(鮭)とサーモン」

の違いがあります。普通は、

「同じ」

ですよね。「日本語」で言うか「英語をカタカナにした」のかという違いだけ…と思いがちですが、実はどうも、

「ちょっと違う」

みたいなんですね。

ネット検索で出て来た、TEPCO(東京電力)「くらひろ」というサイトによると、

https://kurahiro.tepco.co.jp/media/livingalone/16172/index.html#

「サーモンとサケ(鮭)」は主に、

「淡水魚か、海水魚か」

「養殖か、天然か」

「生食できるか、できないか」

によって区分されるのだそうです。つまり、

*「サーモン」=淡水魚、養殖が多い、生食が可能。

*「サケ(鮭)」   =海水魚、天然物が多い、食べるときは加熱が必要

とされているのだそうです。たしかに回るお寿司で食べるのは「鮭」ではなくて「サーモン」ですね。「トロサーモン」とか「あぶりサーモン」とか。

そして、「サケ(鮭)」と「マス」も、とても似ていて「区別がつきにくい」のだそうです。

しかも両者はともに、

「サケ目サケ科」

で、「生物学的に明確な区分はない」そうです。そのため、

「『サケ(鮭)』を『マス』と呼んでも間違いではない」

のだそうです。えー!ホンマかいな!

そういえば、よくニュースに出て来るロシアとの漁業交渉は、

「日ロ さけ・ます漁業交渉」

ですよね。区別がつかないから?争いは「さけ・ます」。

ただ、育った環境で区別して、

「川から海に戻ったものがサケ(鮭)」

「川に残ったものがマス」

と呼ぶこともあるそうです。

とはいうものの、実際には、

「どちらにも海に戻るもの、川に残るものの両方が存在する」

ために、種類による区別はできないとのこと。同じなのに名前が別々にあるなんて、ややこしいですね。

また、「大きさ」によって、

「小さい個体をマス」

「大きい個体をサケ(鮭)」

と呼ぶケースもあるようですが、大きさの基準はないそうです。

英語だと、

「サケ(鮭)」=salmon

「マス(鱒)」=trout

ですが、名前は違っても、やっぱりおんなじなのかなあ?

でも、だからと言ってシューベルトの曲が、

「ます」

じゃなくて、

「サケ(鮭)」

とか、

「サーモン」

だったら、親しみは湧くかもしれないけど・・・・てな感じですよね!

 

 

(2023、1、23)