以前から気になっていたことに、
「サケ(鮭)とサーモン」
の違いがあります。普通は、
「同じ」
ですよね。「日本語」で言うか「英語をカタカナにした」のかという違いだけ…と思いがちですが、実はどうも、
「ちょっと違う」
みたいなんですね。
ネット検索で出て来た、TEPCO(東京電力)「くらひろ」というサイトによると、
https://kurahiro.tepco.co.jp/media/livingalone/16172/index.html#
「サーモンとサケ(鮭)」は主に、
「淡水魚か、海水魚か」
「養殖か、天然か」
「生食できるか、できないか」
によって区分されるのだそうです。つまり、
*「サーモン」=淡水魚、養殖が多い、生食が可能。
*「サケ(鮭)」 =海水魚、天然物が多い、食べるときは加熱が必要
とされているのだそうです。たしかに回るお寿司で食べるのは「鮭」ではなくて「サーモン」ですね。「トロサーモン」とか「あぶりサーモン」とか。
そして、「サケ(鮭)」と「マス」も、とても似ていて「区別がつきにくい」のだそうです。
しかも両者はともに、
「サケ目サケ科」
で、「生物学的に明確な区分はない」そうです。そのため、
「『サケ(鮭)』を『マス』と呼んでも間違いではない」
のだそうです。えー!ホンマかいな!
そういえば、よくニュースに出て来るロシアとの漁業交渉は、
「日ロ さけ・ます漁業交渉」
ですよね。区別がつかないから?争いは「さけ・ます」。
ただ、育った環境で区別して、
「川から海に戻ったものがサケ(鮭)」
「川に残ったものがマス」
と呼ぶこともあるそうです。
とはいうものの、実際には、
「どちらにも海に戻るもの、川に残るものの両方が存在する」
ために、種類による区別はできないとのこと。同じなのに名前が別々にあるなんて、ややこしいですね。
また、「大きさ」によって、
「小さい個体をマス」
「大きい個体をサケ(鮭)」
と呼ぶケースもあるようですが、大きさの基準はないそうです。
英語だと、
「サケ(鮭)」=salmon
「マス(鱒)」=trout
ですが、名前は違っても、やっぱりおんなじなのかなあ?
でも、だからと言ってシューベルトの曲が、
「ます」
じゃなくて、
「サケ(鮭)」
とか、
「サーモン」
だったら、親しみは湧くかもしれないけど・・・・てな感じですよね!


