1月5日の読売新聞のネット記事にこんな見出しが。
『「コリジョンコース現象」か、見通しの良い交差点で衝突・炎上…4人が死亡』
福島県郡山市で起きた交通事故の記事です。ここに出て来た、
「コリジョンコース現象」
というのが何のことかわからずに、気になりました。
記事を読むと、こう書いてありました。
「見通しの良い交差点では、右側(左側)45度の角度を保ちながら(同じスピードで)近づいて来る車は、止まっていると錯覚しやすい。」
これを「コリジョンコース現象」と呼ぶんだそうです。初めて知りましたが、言わんとすることはわかります。高速道路でも、前の車と同じ速度で走って「車間距離」を一定に保てば、止まっているように思えますものね。しかし私はこの、
「コリジョン」
という言葉、以前にどこかで聞いたような気がしたのです。たしか、
「プロ野球」
で、何かなかったですか?調べてみたら、
「キャッチャーが、ランナーの走路妨害をしたらセーフになるというルール」
があって、これを、
「コリジョンルール」
と呼ぶそうです。ホームベースを全部塞いじゃダメとか何とか、ありましたね。
そもそも「コリジョン」とは何か?
「collision」
と書くのだそうです。英和辞典を引くと、
「(…との/…の間の)衝突」
あるいは、
「意見の対立」
という意味のようです。つまり「コリジョンコース現象」は、
「衝突コース現象」
ということですか。「野球」も、キャッチャーが走路を塞ぐことで、ランナーと「衝突」する。それを防ぐルールが「コリジョンルール」だったのですね。
一つ賢くなりました!
(2023、1、18)


