8831「コリジョンコース現象」

2023 . 1 . 18

8831

 

 

1月5日の読売新聞のネット記事にこんな見出しが。

『「コリジョンコース現象」か、見通しの良い交差点で衝突・炎上…4人が死亡』

福島県郡山市で起きた交通事故の記事です。ここに出て来た、

「コリジョンコース現象」

というのが何のことかわからずに、気になりました。

記事を読むと、こう書いてありました。

「見通しの良い交差点では、右側(左側)45度の角度を保ちながら(同じスピードで)近づいて来る車は、止まっていると錯覚しやすい。」

これを「コリジョンコース現象」と呼ぶんだそうです。初めて知りましたが、言わんとすることはわかります。高速道路でも、前の車と同じ速度で走って「車間距離」を一定に保てば、止まっているように思えますものね。しかし私はこの、

「コリジョン」

という言葉、以前にどこかで聞いたような気がしたのです。たしか、

「プロ野球」

で、何かなかったですか?調べてみたら、

「キャッチャーが、ランナーの走路妨害をしたらセーフになるというルール」

があって、これを、

「コリジョンルール」

と呼ぶそうです。ホームベースを全部塞いじゃダメとか何とか、ありましたね。

そもそも「コリジョン」とは何か?

collision

と書くのだそうです。英和辞典を引くと、

「(…との/…の間の)衝突」

あるいは、

「意見の対立」

という意味のようです。つまり「コリジョンコース現象」は、

「衝突コース現象」

ということですか。「野球」も、キャッチャーが走路を塞ぐことで、ランナーと「衝突」する。それを防ぐルールが「コリジョンルール」だったのですね。

一つ賢くなりました!

 

(2023、1、18)