「ミヤネ屋」で英国王室に関して特集した際に、英国人で、
「フィッツウィリアム」
という名字の人が出て来ました。それを見て
「この『フィッツ』と言うのは、『華麗なるギャツビー』の著者『フィッツジェラルド』と同じだな。もしかして『フィッツ』は『~の息子』という意味ではないのか?スコットランド人の『マクドナルド』『マッカーサー』が『ドナルドの息子』『アーサーの息子』という意味であるように。だから『フィッツウィリアム』は『ウィリアムの息子』、『フィッツジェラルド』は『ジェラルドの息子』の意味ではないのか?」
と思って調べたら、ビンゴ!でした。
「フィッツ」
は、「アイルランド人の」「~の息子」を意味する接頭語だったのです!
アラビア語では、かの、
「ビンラディン」
の「ビン」がやはり「~の息子」という意味でした。こういったのは、他にもありそうですね。
(2022、12、13)



(追記)
川崎市のNさんから。
「フィッツ」は「ノルマン系」の「息子」を表す接頭辞だそうです。そして「ビン」「マック」以外の、他の国の「~の息子」の表現の資料を頂きました。『カラー版 人名の世界地図』(文春新書)の資料です。ありがとうございます!
それによると、
「~ソン」(英国、アイスランド、スウェーデン)
「オ~」(アイルランド)
「~エズラ」(アラブ)
「ベン~」(イスラエル)
「~セン」(オランダ、デンマーク、ノルウェー)
「~ゾーン」(ドイツ)
「~オフ」(チェコ)
「~ネン」(フィンランド)
「~ノフ」「~ビッチ」(ロシア)
「~オビッチ」(ボスニア・ヘルツェゴビナ、セルビア、クロアチア)
「~オビッツ」(ポーランド)
など。「ソン」「セン」「ゾーン」は、英語の「son」(息子)ですね!
(2022、12、21)