先日、駅からテニススクールに行く途中、前を歩いていた母子がいました。お子さんは3歳になる少し手前ぐらいの女の子です。2歳10か月ぐらいかな。
その子が横断歩道のところで赤信号で止まっているときに前のマンションの壁の方を指さして、
「あ!『こ』!ほら『こ』」
と言いました。それを聞いたお母さんは、
「え?どこどこ?・・・ああ、あれは『い』やね。ほら、『こ』は上と下で、『い』は横に並んでるでしょ」
「『い』?」
という会話が耳に入ってきました。
女の子が指さした方向のマンションの壁には、
「住まいの●●」
という文字がありました。なるほど、この子は「住まい」の「い」を見て「こ」だと思ったんだな。もしかしたら、自分の名前に「こ」が付くのかな?
いずれにせよ、驚いたのは「3歳」にも満たない子どもが「文字」に興味を持ち、その「文字の特徴」を捉えているということです。そして、その子の文字認識の中では、
「棒2本」=「こ」
と認識されていて、
「その並び方が『縦か横か』までの認識はされていない」
ということです。
これは面白いですね。こうやって好奇心を育てて、スポンジのように知識を吸収していくんだろうなあ。行く末が楽しみだなと思いました。すくすく育て!

(2022、12、12)


