(もう7年も前の)2015年10月29日、他局のお昼のニュースで、
「年賀状の販売が始まりました」
と言っていました。それを見て、
「『年賀はがき』は販売しているが、『年賀状』は販売してないと思う。」
とメモしていました。
それから7年。
2022年12月15日の、
「年賀状の受付開始」
のうち(ytv)のニュースについて、同じようなことで「逆」のこと(これは「年賀状=年賀郵便」の受け付け開始)を、校閲担当のNさんがつぶやいていました。
それを見て、
「あ、でも『年賀はがき』に新年の挨拶文やらイラストを印刷してコンビニなど売っているのは『年賀状』だよな。」
と思ってしまいました。つまり、
「郵便局で売る年賀特別郵便用のはがき」は「年賀はがき」
「『年賀はがき』に新年の挨拶文やらイラストを印刷してコンビニなど売っているもの」は「年賀状」
なのかもしれません。それで、12月15日から受け付けが始まったのは、
「年賀特別郵便」
であり、一般的には、
「年賀状」
ですね。「年賀はがき」に書かれていない「年賀状」も、あるかもしれませんが。
しかし、一般的には「年賀はがき」と「年賀状」は特に区別せずに、みんな「年賀状」と言ってしまっているような気もします。
ただ、もちろん言葉の仕事をしている者は、その辺りきっちりしないといけないと思います。
(20232、12、26)
(2022、12、26)


