12月26日の「関西情報ネットten.」を見ていたら、高岡解説委員長と円広志さんの旅ロケのナレーションで、黒木アナウンサーが、
「着目点」
という言葉を読んでいたのが耳に引っかかりました。あれは正しくは、
「着眼点」
ですよね。「着目する」ということばはありますが、「着目点」とは言いません。辞書に載っていません。「着眼点」は載っています。つまり、
「着目した点=着眼点」
と言うのが普通ですよね。
グーグル検索では(12月28日)、
「着目点」= 27万6000件
「着眼点」=366万0000件
でした。10倍以上「着眼点」が使われていますが、「着目点」も結構あるな。中には、その違いについて、
・「着眼点」=その人が注意を向けている点
・「着目点」=ある物事において重視するべき点
と書かれたサイトもありました。
https://goiryoku.com/chakugan/
本当かな?さらには、こんなサイトも。
『着目点と着眼点の違いを分かりやすく言うと、着目点とは注意してみるところ、着眼点は観察者が目をつけた所という違いです。しかし、一般的には「着目点」という言葉は存在しません。漢字の成り立ちが似ていることから、着眼点のことを間違えて「着目点」として使っている人がほとんどです。正しい言葉である着眼点を使った分かりやすい例としては、「着眼点が見つからない」「着眼点を変えるだけで見えてくるものが違う」「常に他の人と違う着眼点を持つことが大事だ」「彼はとても着眼点が鋭い」などがあります。』
私はこちらを支持しますね。
黒木アナウンサーに伝えましたが、これは原稿が悪いな。
(2022、12、28)


