突然ですが、
「特殊詐欺防止」
なのか?それとも、
「特殊詐欺被害防止」
でしょうか?
実はこれに似たような言葉の疑問は、以前にもメモしていたことがあります。
「平成ことば事情3782温暖化対策と温暖化防止策」
です。途中まで書いていましたが、アップはしていませんでした。これを書きかけたのは、
「2009年7月21日」
もう「13年も前」のことですが、この機会に載せますね。。
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お昼のニュースの中に出てきた、
「温暖化対策」
という言葉を聞いて「おや?」っと思いました。これって、
「温暖化防止策」
ではないのか?と思ったのです。
「○○対策」
は、「○○」があることを前提にした「対策」ですよね。
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ちょっと違うか。
今回は「〇〇〇〇防止」は、「防止」の前に「被害」が入るかどうか、という問題ですね。
これについては、
「特殊詐欺」は「人」が起こすもの。「人災」。
「被害」は一般的に「天災」と「人災」がある。
「自然災害」による被害は「天災」だが、それを防止する措置を怠っていたら「人災」。
「特殊詐欺」という犯罪を防げば「被害」はなくなるのだから、大本である「特殊詐欺」を「防止」すべきである。そうすれば「特殊詐欺被害」はなくなる。
これが「地震被害」「津波被害」「台風被害」となれば「地震」「津波」「台風」を防ぐこと(防止すること)はできないので、「地震防止」「津波防止」「台風防止」はできない。人ができるのは、
「地震被害防止」「津波被害防止」「台風被害防止」
だけである・・・。
という結論に。
「温暖化対策」と「温暖化防止策」
について、13年ぶりに考えると、
「〇〇対策」か?「〇〇防止策」か?
ということで、「〇〇対策」は、
「必ずしも防止するのではなく、〇〇に対応する策を考える」
のに対して「〇〇防止策」は、
「〇〇という事態・被害を食い止める策を考える」
ということで、少し「温度差」があるのではないでしょうか?


