10月16日、女子中学生の自殺の手助けをした罪で、28歳の男が逮捕されました。
罪名は、
「自殺ほう助」
なのですが、この「ほう助」の「ほう」を漢字で書くと、
「幇助」
になります。「幇」は「常用漢字ではない」ので、普通は平仮名で書いて、
「ほう助」
という「交ぜ書き」になるのですが、それを嫌って、「振り仮名(ルビ)」を付けて、
「幇助(ほうじょ)」
とすることもあります。
このニュースを報じた私が見たテレビ局(日本テレビ・TBS・テレビ朝日・フジテレビ・NHK)は全て、
「ほう助」
という「交ぜ書き」でしたが、新聞は分かれていました。
10月16日の夕刊にこの事件の記事が載っていなかった「毎日新聞」を除くと、
「ほう助」=読売・日経
「幇助」=朝日・産経
でした。
「朝日」と「産経」は見出しでは「幇助」とルビなし、本文ではルビを振っていました。
(2022、10、16)


