<2021年12月7日に書き始めました>
「モデレーター」と「ファシリテーター」
という言葉を初めて聞いたのは「2021年」の年末でした。
***************************************
と、ここまで書いただけで、1年近くたちました(今は2022年10月19日)。
私が言いたかったのは、
「『司会者』とどう違うのか?」
ということでした。ありていに言えば、
「何でも横文字を使いやがって!!」
ということです。
最近は、たしかに以前よりは「モデレーター」や「ファシリテーター」も目にするようになってきた気がしますが、まだまだ「定着した」とは言えないのではないでしょうか?
ネットで「ファシリテーター」「モデレーター」について書かれたサイトを見つけたのでそこから引用しますと、
*「モデレーター(moderator)」=司会・議長・仲裁者・仲介人・調停者・調整者
といった意味があり、
「第三者として当事者の間に入って調整をする、中立の立場」
なんだそうです。あ、音楽用語の、
「モデラート(Moderato)」
は、
「中くらいの速さで」
でしたよね。それと語源はおんなじで、
「中間」「ミディアム」
なんですね。
「動画サイトへのコメントを管理、不適切なコメントをカット・ブロックする人」
のことも「モデレーター」と呼ぶようです。あ、そうか、「コロナ禍」で、
「オンライン会議」や「オンラインとリアルの併用会議」が増えた
ことから、その「司会者」が「モデレーター」と呼ばれるのかもしれませんね。
それに対して、「ファシリテーター」は、
*「ファシリテーター(facilitator)」=会議などの場で議事進行を務める人。
うーん。
1年おいての結論。
「カッコつけないで『司会者』でいいんじゃねーの?」
と、一応書きましたが、こういった「カタカナ言葉」を使う心理としては、
「似たようなものかもしれないが、“これまでとは違う何か”がある」
ということなのでしょう。
形(名前)だけ変えて「目新しさだけ」を狙ったのなら“不要”ですが、新しい何かが付け加わっているのであれば、
「これまでの“単なる司会者”とは何が、どう違うのかを、しっかりと提示できないといけない」
と思います。その意味ではYouTubeの「モデレーター」は、「司会者」とは明らかに役目が違いますから、「別建て」でいけると思います。
「ファシリテーター」と「司会者」、あるいは「議事進行役」との区別はよくわかりません。英語で言っただけか?
「新しい雰囲気」だけを付けるためなら“まやかし”であり不要な言葉だと思います。
グーグル検索(10月20日)では、
「モデレーター」 =260万件
「ファシリテーター」=335万件
「司会者」 =720万件
でした。


