8729「モデレーターとファシリテーター」

2022 . 10 . 20

8729

 

<2021年12月7日に書き始めました>

 

「モデレーター」「ファシリテーター」

という言葉を初めて聞いたのは「2021年」の年末でした。

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と、ここまで書いただけで、1年近くたちました(今は2022年10月19日)。

私が言いたかったのは、

「『司会者』とどう違うのか?」

ということでした。ありていに言えば、

「何でも横文字を使いやがって!!」

ということです。

最近は、たしかに以前よりは「モデレーター」や「ファシリテーター」も目にするようになってきた気がしますが、まだまだ「定着した」とは言えないのではないでしょうか?

ネットで「ファシリテーター」「モデレーター」について書かれたサイトを見つけたのでそこから引用しますと、

*「モデレーター(moderator)」=司会・議長・仲裁者・仲介人・調停者・調整者

といった意味があり、

「第三者として当事者の間に入って調整をする、中立の立場」

なんだそうです。あ、音楽用語の、

「モデラート(Moderato)」

は、

「中くらいの速さで」

でしたよね。それと語源はおんなじで、

「中間」「ミディアム」

なんですね。

「動画サイトへのコメントを管理、不適切なコメントをカット・ブロックする人」

のことも「モデレーター」と呼ぶようです。あ、そうか、「コロナ禍」で、

「オンライン会議」や「オンラインとリアルの併用会議」が増えた

ことから、その「司会者」が「モデレーター」と呼ばれるのかもしれませんね。

それに対して、「ファシリテーター」は、

*「ファシリテーター(facilitator)」=会議などの場で議事進行を務める人。

うーん。

1年おいての結論。

 

「カッコつけないで『司会者』でいいんじゃねーの?」

 

と、一応書きましたが、こういった「カタカナ言葉」を使う心理としては、

「似たようなものかもしれないが、“これまでとは違う何か”がある」

ということなのでしょう。

形(名前)だけ変えて「目新しさだけ」を狙ったのなら“不要”ですが、新しい何かが付け加わっているのであれば、

「これまでの“単なる司会者”とは何が、どう違うのかを、しっかりと提示できないといけない」

と思います。その意味ではYouTubeの「モデレーター」は、「司会者」とは明らかに役目が違いますから、「別建て」でいけると思います。

「ファシリテーター」と「司会者」、あるいは「議事進行役」との区別はよくわかりません。英語で言っただけか?

「新しい雰囲気」だけを付けるためなら“まやかし”であり不要な言葉だと思います。

グーグル検索(10月20日)では、

「モデレーター」  =260万件

「ファシリテーター」=335万件

「司会者」     =720万件

でした。

 

(2022、10、20)