10月9日は長崎で、
「おくんち」
と呼ばれるお祭りが行われますね。この「おくんち」の語源は何だろうか?とずっと疑問だったのですが、ついに解けました!
「お九日(くんち)」
だったのです!つまり、
「『旧暦の九月九日』に行われるお祭り」
だったのです。「九月九日」といえば、
「重陽の節句」
中国の「陰陽道」では「奇数=陽数」がめでたいとされていて、「五節句」というのがありますね。
「一月七日」=人日の節句
「三月三日」=桃の節句
「五月五日」=端午の節句
「七月七日」=七夕
「九月九日」=重陽の節句
この「重陽」というのは、
「陽の数字で最大の『九』が重なる」
ということですね。普通「九日」は「和語読み」すれば、
「ここのか」
です。
「くにち」
がなまった「くんち」は「漢語読み」ですね。「中国から伝わった」のであれば、その読み方も納得です。龍が踊ったりするのも中国風ですし。「長崎」という土地と大陸とのつながりも残っているんですね。いろんな謎が、一気に解けた気分になりました。
地元の人は、みんな、知ってたんでしょうけれどね。
(2022、10、11)


