8711「ライナーバック」

2022 . 10 . 12

8711

 

10月10日、1勝1敗で迎えたセリーグのクライマックスシリーズの第3戦、シーズン3位の「阪神タイガース」と、シーズン2位の「横浜ベイスターズ」の一戦。阪神が3対2で逆転勝ちを収め「下剋上」を達成、ファイナルステージへの進出を決めたのですが、最終回は、ワンナウト1・2塁と逆転サヨナラのピンチを迎えていました。しかも2人のランナーにピンチランナーを出して、その快足で、横浜はあわよくば一気に「逆転サヨナラ」という場面です。

「デイリースポーツ」のネット記事を読むと、ここで代打・オースティンがセンター前ヒットを放ち、二塁ランナーはホームインで同点、かと思いきや、当たりが良かったため、

「ライナーバックで逆をつかれ、生還できなかった」

というのです。この、

「ライナーバック」

という言葉がわかりませんでした。「ラインバック」なら知ってるけど。「ブリーデン」も。元阪神の選手。

調べてみたら「ライナーバック」とは、

「ライナーをダイレクトで捕球された場合に、ダブルプレーになる確率が跳ね上がってしまうため、走者はライナー性の当たりはバックする(占有塁に戻る)のが基本動作」

ということのようです。なるほど、意味は分かります。

「打った瞬間に走り出したりしない」

ということですね。

結局「ワンナウト満塁」から、次のバッターがセカンドゴロ・ダブルプレーとなって、ゲームセット。阪神が逃げ切ったのでした。

ライナーではなく、ゴロ(グラウンダー)でも、ダブルプレーになってしまいましたね…。

 

(2022、10、11)