8721「奇遇と奇偶」

2022 . 10 . 14

8721

 

 

「きぐう」

という言葉を「漢字」で書くと、

「奇遇」

だと思っていました。

ところが、もう一つの表記が辞書に載っていたのです。それは、

「奇偶」

でした。「使い分け」はどうするのでしょうか?

…と思ったら、全然、意味が違うんですね。『広辞苑』によると、

*「奇遇」=思いがけず出会うこと。不思議な縁でめぐりあうこと。(例)こんなところで会うとは奇遇だ。

*「奇偶」=奇数と偶数。半と丁。

ということで、一般的によく使う、

「いやあ、“きぐう”だなあ」

という「きぐう」は、

「奇遇」

ですね。

「奇偶」

のほうは、「カジノ系」ですかねえ。いや、「博打系」か。

あんまり使うことは、なさそうです。

 

(2022、10、13)