9月30日の読売テレビのお昼のニュース、天気予報を見ていたら、新人の足立アナウンサーが、
「週末は、晴天が広がるでしょう」
という原稿を読んでいました。
これは明らかに言葉のつながり「コロケーション」がおかしい。
「晴天が」ならば「続くでしょう」
「広がるでしょう」にしたいなら「青空が」
となるべきです。デスクに言ったところ、
「『晴天』と『青空』は同じじゃないですか?」
と言ったので、ちょっと頭に来ました。同じわけないじゃないか!
それを同じと考える日本語のレベルでニュースを出していると思うと、ゾッとしますね。
「晴天」=晴れた天気状況
「青空」=青い空
「天気」と「空」が同じわけないじゃないですか。そりゃ分野は同じだけど、それを取り違えて違和感がないという日本語感覚・概念把握のがさつさ・おおざっぱさには、あきれるほかありませんね。
グーグル検索(9月30日)では、
「晴天が広がるでしょう」= 520件
「晴天が続くでしょう」 = 3070件
「青空が広がるでしょう」=36万6000件
でした。よかった。
(2022、9、30)


