９月１日の「ミヤネ屋」で、近付く「台風１１号」のニュースの中で、

「強雨」

という言葉がテロップで出てきました。

それに関して、テロップチェック係の元読売新聞・校閲の方から、

「『九州から東北まで強雨』の『強雨』というのは辞書に載っていない。『豪雨』では？」

と指摘を受けました。私はそんなに違和感はなかったので、気付きませんでした。

「ウエザーニュースさんの『気象用語』なのでは？」

ということで、そのまま放送しました。

放送後に去年１２月に出た『三省堂国語辞典・第八版』を引いたら、

「強雨」

は載っていました。新しい言葉なのでしょうね。

その他の辞書は、『広辞苑・第七版』『明鏡国語辞典・第三版』『岩波国語辞典・第八版』『三省堂現代新国語辞典・第六版』『現代国語例解辞典・第五版』には載っていませんでしたが、『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』『大辞林・第四版』『新明解国語辞典・第七版』『新選国語辞典・第十版』には載っていました。

これは、引く辞書によって、載っているかどうかが、かなり分かれてしまう言葉のようですね。