安倍元首相の「国葬」を前にした9月27日の日本テレビ「スッキリ」で、
「喪主」
という言葉を、ナレーターは「頭高アクセント」で、
「モ\シュ」
と言い、中継に出ていた阿部リポーターは「平板アクセント」で、
「モ/シュ」
と言っていました。私の語感でも「平板アクセント」です。
『NHK日本語発音アクセント新辞典』では、
「モ\シュ」(頭高)「モ/シュ」(平板)
の順で、両方載っていました。
「東京アクセント」をよく残していると言われる、秋永一枝先生編の『新明解日本語アクセント辞典』は、
「モ/シュ」(平板)
のみでした。
国語辞典でアクセントも載せている『新明解国語辞典・第八版』と『三省堂国語辞典・第八版』『新選国語辞典・第十版』は、ともに、
「モ\シュ」(頭高)
でした。
「国葬」当日のTBS系(CBS)『ゴゴスマ』の石井亮次アナウンサーは、
「モ/シュ」(平板アクセント)、
日本武道館での司会を務めた、フジテレビの島田彩夏アナウンサーは、
「モ\シュ」(頭高アクセント)
でした。
(2022、9、28)


