8643「英国式の読み方は『えいこく』か『イギリス』か」

2022 . 8 . 25

8643

 

8月24日、「ミヤネ屋」で、岩手県の八幡平市安比高原に英国の全寮制の伝統校が、日本で初めてできるという話題を紹介しました。何と、

「年間の学費が1000万円!」

ヒエー!です。

その際、原稿に、

「英国式」

と書かれていたのを、ナレーターのFさんが持って来て、

「道浦さん、これは『えいこく』『イギリス』、どっちで読んだらいいでしょうか?」

と質問してきました。

まあどちらでも間違いではありませんが、どちらが「よりふさわしいか?」ということですね。

「米国」「米」

の場合は、ほとんどの場合、漢字で書かれていても、

「アメリカ」

と読み替えています。つまり、

「米国」=アメリカ

「米国人」=アメリカ人

「米兵」=アメリカ兵

といった具合です。それに倣えば、「英国」も全部、

「イギリス」

にしてしまえばいいような感じもしますが、結構、

「えいこく」

と言う(読む)ケースもありそうです。

「英国式ハイティー」

とか、

「英国王室伝統の」

なんていうと、

「えいこく」

と読みたいところです。そうだ、映画で、

「英国王のスピーチ」(2016年)

というのがありましたね。あの「タイトル」はどう読んでいるのだろう?と、宣伝VTRを検索してみたら、

「えいこくおう」

と読んでいるではありませんか!つまり、

「格式張って、伝統を強調しようという場合は『えいこく』と読むほうがふさわしい」

ということのようです。

「米国」より「英国」のほうが歴史がありますからね。

今回は「伝統校」なので、

「えいこく」

と読むことにしました。

 

(2022、8、24)