「天守教=カトリック」
「基督=プロテスタント」
中国や韓国では、そのような区別をしているそうです。
日本でも、古くはそのような区別をしていたから、長崎の、
「大浦天主堂」
の「天主」は「カトリック」を意味しているのですね。
「天主」=「デウス」(ゼウス)
なのでしょうね。あ、お城の、
「天守閣」
は、漢字は「守」だけど、読み方は、
「てんしゅ」
なので「天主」と同じだ。それは、イメージされていたのだろうか?
「広辞苑」で「天主教」を引きました。
*「てんしゅきょう(天主教)」
(明治・大正期までの語)カトリック教の別称。キリシタン宗。(例)福沢諭吉『通俗国権論』「西洋に於て天主教の旧説を排してプロテスタントの新説を工夫したるも」
とありました。また「天主」は、
*「てんしゅ(天主)」
(1)(ラテン語Deusの漢訳という)キリスト教で、天にいます神。上帝。【日葡辞書】
(2)(仏)諸天(神々)の主。主に帝釈天についていう。
そして「天主」は「天守」とも書いたそうです。
伝道された当時、16世紀には、「デウス」は、
「大日(如来)」
と呼ばれたと、そういったことを思い出しました。
ただ、現在の日本では、
「基督教=キリスト教」
で、そこに「カトリック」と「プロテスタント」の区別は付けられていないように思います。
そういえば、何年か前の中国映画(?)で、
「基督」
と漢字を使ったタイトルの映画があって、
「なんで『キリスト』とカタカナにしないんだろうか?」
と思ったけどあれは「プロテスタント」の話だったのかな?検索してみると…そうそう、
「南京の基督」
でした。
げっ。
「何年か前」
ではないな。
「1995年=27年前」
でした…。
富田靖子が出ていたのか。芥川龍之介が原作なのか。谷崎潤一郎の『秦淮の夜』に依拠しているのか。日本と香港の合作映画だったのか。
見ていないので知りませんでした、タイトルしか。
いや、タイトルも、ちゃんと覚えていなかったな。


