先日、星野博美さんの「世界は五反田から始まった」を読んでいたら、千葉県に、
「岩和田」
という地名があることを知りました。星野さんのおじいさんが「岩和田」の漁師の家に生まれ、そこから東京・五反田に出て来たのだそうです。
それと似た地名で、大阪人として知っているのは、
「岸和田」
であり、
「大和田」
です。そこで思い浮かんだのは、
「あれ?もしかしたら『和田』というのは『港』という意味ではないか?」
ということです。検索したら、こんなサイトを見つけました。
https://yestage-kai.jp/blog/2021-0707/
そこには、元ちとせさんの2002年のヒット曲『ワダツミの木』の紹介から、題名の、
「ワダツミ」
が漢字では、
「海神」
と書く、日本神話に登場する「海の神様」であるとして、
「ワタ(ワダ)は古語で『海』の意味」
と記されていました。だから、
「ワダという地名は海に近い場所に多く見られる」
とも記されていました。やはり関係ありそうですね。
「ワダツミ」の「ツ」は「沖つ白波」の「つ」か。つまり助詞の「の」と同じ意味か。だとすれば「ワダツミ」は「ワダのミ」で、「ワダ」は「海」、「ミ」が「神」だとすれば、
「ワダ(海)ツ(の)ミ(神)」=「海神」
か。
「ギリシャ神話」の「海の神」は「ポセイドン」
「ローマ神話」の「海の神」は「ネプチューン」
ですね。直接関係はありませんが、「ワダツミ」もその仲間かな。
さらにこのサイトでは、「和田」にはもう一つ由来があり、
「ニギタ」
とも読むと。「ニギ」は「にぎにぎしさ(盛ん)」の意味、つまり「実り多き田」を表していて、大きな川の河口付近で穀物の生産量も多い場所、結構栄えた土地を指したというのです。なるほど、そういえば神戸には、
「和田岬」
という所もありますね。「神戸そのもの」が昔は、
「大和田の泊」
と呼ばれていたのですからね。
「和田」と「海」、関係は大いにありそうですね。


