8月3日、東北地方に初めて「線状降水帯」が発生し、山形県大江町の「左沢地区」などは、最上川が氾濫して大きな被害を受けました。お見舞い申し上げます。
この、
「左沢」
は「難読地名」として有名です…有名じゃないかな?私は知っていましたが、なぜ「左沢」と書いて、
「あてらざわ」
と読むのか?知らなきゃ、絶対読めないですよね。調べました。(ネット検索しました。)
すると、「あてらざわ温泉湯元旅館」のサイトに、「3つの由来がある」として、こう記されていました。
(1)かつて寒河江荘の領主だった大江氏が、近郊の長岡山に登って西の方を眺めたとき、平野山の左手に見える山谷を「あちらの沢」と呼んだことが、地名の由来だと言われているもの。
(2)大江町と朝日町の境界上に位置する山岳信仰の山「日光山(にっこうさん)」から、太陽の昇る東の方を望み礼拝したとき、左手に見える沢を「左沢(あてらざわ)」と呼び、右手の朝日町方面を「右沢(かてらざわ)」と称したというもの。
(3)最上川の左を流れる月布川(つきぬのがわ)の左岸に開けた土地であるから、「左」という字をとったという説がある。
のだそうです。
へえー。
いずれにせよ、「左側」を指して、
「あちら」
と言ったのが、なまって、
「あてら」
と呼び、それに漢字を、
「左」
を当てたというのは共通しているようですね。
弓を射る時に、
「左手」を「弓手(ゆんで)」
「右手」を「馬手(めて)」
と呼ぶようなものかな?
(2022、8、4)


