8629「弔詞」

2022 . 8 . 8

8629

 

 

8月5日、たった3日間しか開かれなかった参院選後の「臨時国会」の最終日に、衆・参両院議長によってそれぞれ、先月8日に凶弾に倒れた安倍晋三元・首相への、

「弔詞(ちょうし)」

が読まれました。これ、普通は、

「弔辞」

ですよね。「弔辞」と「弔詞」はどう違うのか?辞書で「弔詞」を引くと、

「弔辞に同じ」

と書かれていました。しかし、

「意味は同じでしょうけれど、使われる場面が違うのではないか?」

だから「辞」「詞」と漢字が違うのだと思うのですが。

アクセントは、

「弔詞(チョ/ーシ)」

と「平板アクセント」で、千葉県の「銚子」や「調子」と同じです。「弔辞」とも同じです。

ただ、尾辻参院議長は、

「チョ\ーシ」

と「頭高アクセント」で読んでいましたが、これは政治家によくある、何でも「頭高アクセント」にして力を込めて言う、

「演説アクセント」

なのでしょう。

この日の夜のテレビ朝日「報道ステーション」を見ていたら、テロップは「弔詞」でしたが、女性ナレーターは、

「ちょうじ」

と濁って読んでいたように聞こえたのですが、確認しようと、もう一度出て来るのを待ったのですが、1回しか読まれませんでした…。

 

(2022、8、8)