『よくも言ってくれたよな』(中川淳一郎、新潮新書:2022、6、20)

2022 . 7 . 20

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つい、買って読んでしまう中川淳一郎さんの著作。

必ずしも、10歳ほど若いこの人と同じ考え方ではなく、読んでいて反発したりどちらかというと反対の考えのこともあるのだが、気になる存在ではあるんだよね。

コロナ禍に翻弄されている「2020年~2022年まで」の息苦しい世の中の動きを「下から目線」で、「客観的かつ超主観的」に、

「これはおかしいんじゃないの!」

と告発している書だと。

かつ、東京に見切りをつけて「ノマド」というか「佐賀に移住」した、その顛末も。それを、

「移住」

と呼んで、

「ちょっと、そういう人はまだ少ないでしょ」

風に「逆張り」を格好つけて書いたのに、たまたま見かけた山田詠美さんの文章に、

「最近カッコつけて『田舎に移住』とかって言う人がいるけど、それって単なる『引っ越し』じゃないの」

と見透かされて、

「恥ずかしい・・・おっしゃる通り、『引っ越し』でした」

というあたりは好感が持てる。でも「単なる引っ越し」か「移住」」かは「本人の意識による」とも思いますけどね。どちらでもいいと思います。

 

 

(2022、7、5読了)