7月6日の「ミヤネ屋」で放送中に、ディレクターから内線電話がかかって来ました。
「『雨柱』の読み方は『アメバシラ』でいいんでしょうか?」
知るかいな、そんな言葉。
「アメバシラ」か「アマバシラ」かということ?
「ウェザーニューズさんは『アメバシラ』だと言っているんですが。」
じゃあ、それでいいんじゃない?
というのも、この言葉、辞書には載っていません。
「蚊柱」「茶柱」
は辞書にも載っていますし知っていますが、「雨柱」は「造語」でしょう。その読み方を聞かれても、もし「ウェザーさん」が作ったのなら、その方に聞くのが一番だし、まあどちらで読んでもいいんじゃないですか?と答えたら、
「あめばしら」
で、ナレーターさんは読んでいました。
グーグル検索では(7月7日)、
「雨柱」=13万1000件
も出てきました。結構あるな。そのトップに載っているもの(レタスクラブ)の説明を見たら、荒木健太郎さん著の、
『もっとすごすぎる天気の図鑑 空のふしぎがすべてわかる!』
から一部抜粋したとして、以下のように載っていました。あ、荒木さんの本、読んだことあるわ!
『青空に突然暗い雲が広がってきた――。これは、積乱雲が近くで発達しているサインです。積乱雲が近づいてくると、雲の下に真っ暗な雨の柱(雨柱・雨脚)が見えることもあります。』
ほら、お天気の専門家たちが使う言葉で、一般的ではないでしょ。荒木さんも最初、
「雨の柱」
と書いてるし。まあ、
「アメバシラ」「アマバシラ」「アメハシラ」(「アマハシラ」)
どう読んでも、構わないと思いますよ。
(2022、7、7)


