8564「雨柱」

2022 . 7 . 11

8564

 

 

7月6日の「ミヤネ屋」で放送中に、ディレクターから内線電話がかかって来ました。

「『雨柱』の読み方は『アメバシラ』でいいんでしょうか?」

知るかいな、そんな言葉。

「アメバシラ」か「アマバシラ」かということ?

「ウェザーニューズさんは『アメバシラ』だと言っているんですが。」

じゃあ、それでいいんじゃない?

というのも、この言葉、辞書には載っていません。

「蚊柱」「茶柱」

は辞書にも載っていますし知っていますが、「雨柱」は「造語」でしょう。その読み方を聞かれても、もし「ウェザーさん」が作ったのなら、その方に聞くのが一番だし、まあどちらで読んでもいいんじゃないですか?と答えたら、

「あめばしら」

で、ナレーターさんは読んでいました。

グーグル検索では(7月7日)、

「雨柱」=13万1000件

も出てきました。結構あるな。そのトップに載っているもの(レタスクラブ)の説明を見たら、荒木健太郎さん著の、

『もっとすごすぎる天気の図鑑 空のふしぎがすべてわかる!』

から一部抜粋したとして、以下のように載っていました。あ、荒木さんの本、読んだことあるわ!

『青空に突然暗い雲が広がってきた――。これは、積乱雲が近くで発達しているサインです。積乱雲が近づいてくると、雲の下に真っ暗な雨の柱(雨柱・雨脚)が見えることもあります。』

ほら、お天気の専門家たちが使う言葉で、一般的ではないでしょ。荒木さんも最初、

「雨の柱」

と書いてるし。まあ、

「アメバシラ」「アマバシラ」「アメハシラ」(「アマハシラ」)

どう読んでも、構わないと思いますよ。

 

(2022、7、7)