『マスクをするサル』(正高信男、新潮新書:2021、4、20)

2022 . 7 . 20

2022_081

 

タイトルが面白くて購入。帯には実際に「マスクをしたサル」の写真が!

そして、

「パンツ以来の歴史的変化。」

これは、栗本慎一郎さんの、

「パンツをはいたサル」

のパロディー的要素もあるのかな?これがわかる人は、もう「55歳以上」でしょうね。

栗本さんの本の出版は、

「1981年」

でした。それにしても、毎日「パンツ」をはくように、毎日「マスク」を着ける日々が、もう2年以上続いています。

「そろそろ、外してもいいんじゃない?熱中症も怖いし」

という声が挙がって来たと思ったら、また7月以降、変異株「BA.5(ファイブ)」で感染者が急増!ツイッター社は「マスク」に外されたそうですが、異論が出ていると。

まだ、まだ我々には「マスク」は必要なのでしょうか?

この本では「マスクと女らしさ」から始まって「性の解放と人類の動物化」、そして「デファクト化(織り込み済み)するマスク」によって、ポストコロナの世界は「ハレとケ」が曖昧になって来たとか、なんか難しい話が書かれています。

「あとがき」で、京大の霊長類研究所を巡る一連の騒動に関して書かれていて、実は著者はここが一番書きたかったのではないかなあという気もしました。

 

 

(2022、7、1読了)