6月4日の「デイリースポーツ」ウェブ版の、エンゼルスの大谷翔平選手の記事で
「確信歩き」
という言葉を見つけました。意味は、
「打った瞬間にホームランであることを『確信』して、一塁へ(走らずに)『歩く』こと」
のようです。いつの間にこんな言葉が。「野球」限定ですよね。
その後さらに、
「確信立ち」
という言葉も見つけました。6月22日の「ABEMA TIMES」。これも大谷翔平選手です。見出しは、
『大谷翔平、起死回生の特大3ランで「確信歩き」超える「確信立ち」爆誕!』
つまり、
「もう『歩き』もせず、バッターボックスに『立ち尽くした』まま、自分が打った打球の行方を追う様子」
を言うのでしょう。もちろん後者(「確信立ち」)のほうが、
「ホームランの確信度合いは高い」
すなわち、
「大きな当たり」
であることが推測できます。
「爆誕」と書いてあるということは、この「確信立ち」という言葉は「ABEMA TIMES」が「創作」したものなのでしょうかね?
グーグル検索では(7月5日)、
「確信歩き」=24万7000件
「確信立ち」= 7050件
でした。このうち「確信歩き」のトップに出て来た「Full Count」というサイト(2021年4月29日)記事によると、
『確信歩き』【意外と知らない野球用語】
として、
「ホームランを確信した打者がゆっくりと一塁へ向かって歩き出すこと。強打者がホームランを確信して歩き出す姿は優雅な一方で、まれにホームランにならずに焦って走り出すケースもある。」
とありました。新しい言葉、生まれて来るんですねえ。
この記事でもう一つ、気になったのは、
「相棒のバットを握りしめ」
これを読んで、
「相棒である〇〇選手のバットを握りしめた」
のかと思いました。しかし、違いますね。いくら「相棒」でも他人のバットを勝手に握りしめてはいけません。
「自分のバット」
を握りしめたのです。「木のバットを」です。つまり、
「自分のバット=相棒」
と表現したわけですが、これもわかりにくいですねえ。


