8504「夏模様」

2022 . 6 . 1

8504

 

 

5月30日は、まだ「5月」なのに日中とっても暑い日でした。

「ミヤネ屋」のテロップをチェックしていたら、

「夏模様」

という言葉が出て来ました。この「夏模様」という言葉に、若干の「違和感」が。

「夏のようだ」

という意味で使ってもおかしくはない言葉だとは思います。井上陽水さんの、

「少年時代」

という曲の歌詞にも出て来ますよね。陽水さんには、

「心もよう」

という曲もあって、「もよう」は「平仮名」で書くほうが似合うような気がしますが。

でも「空の様子」を指す、

「空模様」

は「漢字」で「模様」と書きますよね。ちなみに、よく、

「雨が降っている様子を指して『雨模様』」

と言いますが、あれは本来の使い方ではありません。本来は、

「雨が降りそうな雲行き」

のことを、

「雨催い(あめもよい)」

と言っていたのが「雨もよう」になって、

「雨が降りそうな天気」

のことを指しているのです。つまり、

「雨が降っていない状態が『雨模様』」

なのです。

それはさておき、結局「夏模様」は、そのまま放送に出しました。

 

(2022、5、31)