5月30日は、まだ「5月」なのに日中とっても暑い日でした。
「ミヤネ屋」のテロップをチェックしていたら、
「夏模様」
という言葉が出て来ました。この「夏模様」という言葉に、若干の「違和感」が。
「夏のようだ」
という意味で使ってもおかしくはない言葉だとは思います。井上陽水さんの、
「少年時代」
という曲の歌詞にも出て来ますよね。陽水さんには、
「心もよう」
という曲もあって、「もよう」は「平仮名」で書くほうが似合うような気がしますが。
でも「空の様子」を指す、
「空模様」
は「漢字」で「模様」と書きますよね。ちなみに、よく、
「雨が降っている様子を指して『雨模様』」
と言いますが、あれは本来の使い方ではありません。本来は、
「雨が降りそうな雲行き」
のことを、
「雨催い(あめもよい)」
と言っていたのが「雨もよう」になって、
「雨が降りそうな天気」
のことを指しているのです。つまり、
「雨が降っていない状態が『雨模様』」
なのです。
それはさておき、結局「夏模様」は、そのまま放送に出しました。
(2022、5、31)


