4月30日、東京ドームでの巨人戦で、プロ初勝利を挙げた阪神の渡辺雄大(ゆうた)投手(30)。お立ち台で、
「ヒーローインタビュー」
を受けました。それを伝えた「スポニチ」ネット版記事の見出しが、
「阪神『なべじい』のプロ初勝利に虎党も“もらい泣き”続出…『ヒーイン聞いて号泣してる』
でした。この、
「ヒーイン」
というのは、渡辺投手の「うれし泣きの泣き声」ではなく、当然、
「ヒーローインタビューの略」
でしょう。でも、最近はこんな略し方をするの???
聞くところによると、「ヒーロー」を「ヒロ」、「インタビュー」を「イン」と略して、
「ヒロイン」
とも言うそうですが、「ヒーロー」なのに「ヒロイン」って、ややこしい!
グーグル検索では(5月3日)
「ヒーイン」=2万9300件
で、トップに出て来た「ヤフー知恵袋」は、2011年6月のもので、
「ヒーローインタビューを略してヒーインですか?」
という、まさに私の質問とぴったり同じものでした。ベストアンサーは、
「そうです。ちなみに、業界用語で『インヒー』とも言われます」
だって。いわゆる「倒語」か。それも検索してみましょう。
「インヒー、ヒーローインタビュー」=2件
なんや、そんなん、言わへんやん!
しかも2件の内1件は、この「ヤフー知恵袋」そのもので、もう1件は全然関係のない「靴」の話でした。また、
「ヒロイン、ヒーローインタビュー」=14万2000件
で、こちらのほうが圧倒的に使われているみたいですね。
女子選手のお立ち台でのインタビューは、
「ヒロインインタビュー」
になりますが、略すとどうなるの?あ、これも、
「ヒロイン」
か。「ヒーイン」には、ならないな。「ヒロインイン」じゃ、ほとんど略してないよね。
いずれにせよ、なじめませんねえ。
(2022、5、3)


