5月11日、お笑いトリオ「ダチョウ倶楽部」のメンバー、
「上島竜平さん(61)」
が亡くなりました。自殺とみられています。
驚きました。
ほぼ同年代。「1961年1月生まれ」だそうですから、上島さんのほうが学年は1つ上ですが、同じ「丑年」です。上島さんと同学年のタレントの山田邦子さんも、ブログのコメントの中で、1993年の新語・流行語大賞の大衆語部門で銀賞を受賞した「ダチョウ倶楽部」の有名なギャグを使って、
「聞いてないよォ」
と悲しみを表現していましたが、日本全国、そんな気持ではないでしょうか…。
この訃報を「ミヤネ屋」で伝える際のテロップで、1つだけ、
「急死」
という発注が出て来たのですが、ディレクターから、
「他のテロップと同じく『死亡』でそろえたほうがいいですかね?」
という質問が。
たしかに「急死」は、
「くも膜下出血」とか「心筋梗塞」とかで「急に死ぬことのイメージ」
があり、
「『自殺』は含まれない」
という気がします。もし、
「『亡くなった』という知らせが『急』」
だったしても、「急死」はヘンです。
『広辞苑』を引くと「急死」は、
「突然死ぬこと。急逝。頓死。」
とありました。
『明鏡国語辞典』は、
「突然死ぬこと」(例)旅先で急死する
また『精選版日本国語大辞典』も、
「とつぜん死ぬこと。頓死。急逝。」
とあります。
さらに『新選国語辞典』も
「とつぜん死ぬこと。急逝。」
で、これだと「自殺」も含まれてしまいます。
しかし、『三省堂国語辞典』は、
「心臓まひ・脳出血などの急な病気のために、短い時間のうちに死ぬこと」
とありました。これです!このイメージです。さすが「三国」!
そして『新明解国語辞典』は、
「(1)短期間わずらって死ぬこと。(2)思いがけない事故にあって死ぬこと」
とありました。「事故」も含まれるという解釈ですね。
さらに『岩波国語辞典』は、
「丈夫でいた人(・動物)が、急に死ぬこと。」
とあって「動物」も対象に加えています。
なお「news every.」のサイドスーパーは、
「突然の訃報」
でした。
上島さんが早すぎる死を選んだ理由は分かりませんが、本当に、大変残念な思いです…。
合掌。


