8484「男一匹」

2022 . 5 . 26

8484

 

急に思いました。本宮ひろ志さんの漫画、

「男一匹ガキ大将」

は、なぜ、

「男一匹」

なのか?あ、「助数詞」の話です。

急に思いついたのは、

「ガキ大将」と「青大将」

が「〇〇大将」のダジャレで、

「青大将」=「蛇」=「匹」=「ガキ大将」

とつながったのではないか?という「思いつき」です。

でも、

「三匹の侍」

もあったな。「ガキ大将」が出て来なくても「匹」。黒澤明は、

「七人の侍」

と、人間には「人」を使ったのに、こちらは「匹」。

うーむ。

「取るに足りなくて、人間で数えるよりもケモノ扱いしたほうがよい」

「ケモノのように、どう猛」

等というイメージはありますね。『広辞苑』では、

「男一匹」=「一人前の男子の意を強めていう語」

とありました。

『精選版日本国語大辞典』でも同様の意味が書かれていて、用例は、

「1686年」の「評判記難波立聞昔話」(市村四郎次)から、

「先は男の一疋(ヒキ)此堀(ほり)一見立てました。」

と出てきました。古くから使われている言葉だったのですね!

グーグル検索では(5月26日)

「男一匹」=56万4000件

でした。試しにこれも検索。

「女一匹」=14万4000件

でした。

 

(2022、5、26)