8414「戦火と戦禍」

2022 . 4 . 6

8414

 

ロシアのウクライナ侵攻は、いまだ停戦には至りません…。そんな中で4月6日の「ミヤネ屋」で、その状況をご紹介した中に、

「戦火で苦しむ国民」

という表現が出て来ました。しかしこれを見て私は、

「これは『戦火』ではなく『戦禍』ではないか?」

と思い、

「戦禍で苦しむ国民」

に直しました。その後、今度は、

「戦火を止める」

という言葉が出て来ました。この場合の「センカ」は、

「実際に行われている戦闘のこと」

ですから、それを止めるという意味では、

「『戦火』でOK」

なので、そのまま放送しました。

「コロナ禍」「コロナ下」

も「同音で使い分けが難しい」ですが、この「戦禍「戦火」も使い分けが難しいです。

そういえば、スプルバーグ監督の作品に

「戦火の馬」

というのがあったのを思い出しました。

いずれにせよ「戦火」も「戦禍」も、一日も早く収まってくれることを願ってやみません。

 

(2022、4、6)