8425「特発性と突発性」

2022 . 4 . 13

8425

 

2022年1月30日のネットニュースで、アイドル「Hay!Say”JUMP」の八乙女光さんが、

「突発性難聴」

になったと伝えていました。早く回復してほしいなと思います。この、

「突発性〇〇」

という病名は「突発」なので、

「突然起きる」

だとすぐわかるのですが、先日社内で回って来た訃報連絡の「死因」には、

「特発性肺線維症」

と記されていました。この、

「特発性〇〇」

は、ここ数年、よく目にするようになった気がします。

「特発性血小板減少症」「特発性腎出血」「特発性脱疽(だっそ)」

など。

「突発性」と「特発性」

どう違うのでしょうか?調べてみたら「特発性」は、

「原因がよくわからないケース」

のようで「難病」が多いのだそうです。

グーグル検索では(4月12日)

「突発性」=484万件

「特発性」=688万件

でした。

「突発」も「特発」も、起こらないに越したことはないですが、万が一、なってしまった場合は、一刻も早い治癒・回復を祈ります。

 

(2022、4、12)

(追記)

5月2日付「産経新聞」夕刊に、

「特発性過眠症」

という病気が取り上げられていました。睡眠時間が異常に長くなったり、目が覚めても強い眠気が持続したりする症状があるそうです。その発症リスクを上げる遺伝子が見つかったというニュースです。これは、

「特発性」

つまり、

「原因がよくわからない病気」

だったわけですが、原因がその遺伝子にあることが分かれば、治療法も確立し、「特発性」という文字が外れるかもしれませんね。

(2022、5、3)