ウクライナを流れる川の名前で、昔は、
「ドニエプル川」
と言っていたのですが、最近は、
「ドニプロ川」
というのだそうです。文字で見ると、全然違うように見えますが、口に出して発音してみると、似ています。「ドニエプル」を少しこもった声でボソボソと言うと、
「ドニプロ」
になる感じがします。この「ドニプロ」が、
「ウクライナ語読み」
なのだそうです。この川の流域面積が一番大きいのが「ウクライナ」だから変更したそうです。それと、「旧ソ連の支配下」で、
「ロシア語の名前を強制されていた」
ものを、「自国の呼び方」に変えようという「民族自立」と言いますか、そういう傾向が強いのでしょう。数年前に「ロシア語読み」の、
「グルジア」
が、「英語読み」の、
「ジョージア」
に日本でも国名表記が変わりました。しかしあれは「自国語読み」なら「ジョージア」ではなく、
「サカルトベロ」
のはずなのですが。
話を元に戻して、この「ドニプロ川」ですが、実は隣国の、
「ベラルーシ」
でも流れています。そこでの「ベラルーシ語」の呼び名は、
「ドニャプロ川」
らしいです。微妙な違いのようですけど、「山」と違って「川」の名前は難しいですね・・・。
(2022、3、10)


