3月4日の「ミヤネ屋」で、ウクライナ南部の6基の原発がある、
「ザポリージャ原発」
にロシアの攻撃が加えられて火災が発生したという速報が飛び込んできました。
この地名ですが、「日本テレビ(系列)」と「読売新聞」は、
「ザポリージャ」
としているのですが、手元にある「帝国書院の世界地図」(2018年版)の表記は、
「ザポロージエ」
でした。(「ロー」と伸ばす。)
「ザポリージャ」を、少し口を閉じ気味にして、こもった暗い発音にしたら、
「ザポロージエ」
と聞こえますよね。「ポルトガル語」を聞くと、「少し音が暗めのスペイン語」のように聞こえる感じですかね。「口の開け方」というか「母音の発声」が違うのかな。
「簡単じゃないか(カンタンジャナイカ)」
という「アの母音」が多い文章の「ア」を「オ」に変えて、
「コントンジョノイコ」
というと、こもったしゃべり方の「簡単じゃないか」に聞こえるような。
そうそう、映画『仁義なき戦い』に出てくる人たちのようなしゃべり方で、もったいをつけて「ザボリージャ」と言うと、ドスの利いた、
「ザポロージエ」
に聞こえますよね。
この日(3月4日)夕刊各紙を見たらなんと「読売新聞」だけが「ザポリージャ」で、
「朝日・毎日・産経・日経」は「ザポロジエ」(「ロ」は伸ばさない。)
でした。どっちでも「間違いではない」のですが・・・。
しかし、この地名、つい、
「サボリージャ」
と間違えて思ってしまいます。
ちなみに「サボる」の「サボ」は、
「サボタージュ」(フランス語)
の略「サボ」に「る」を付けて動詞化したものですね。
(2022、3、4)



(追記)
そして週明けのきょう(3月7日)の夕刊を見てみたら、なんと「朝日新聞」が、
「ザポリージャ」
になっているではありませんか!いつのまに?この土日・週末に?
と思って土日の新聞をめくってみたら、
「3月5日土曜日の朝刊1面」
に、特に「ことわり」等の「見出し」もなしに、1センテンス・5行でこう書かれていました。
『ロシア軍が占拠した原発のある地名を「ザポロジエ」と表記していましたが、今後は「ザポリージャ」とします。』
理由は書かれていませんでした。
また、放送では「テレビ朝日」と「NHK」は、
「ザポリージャ」
でした。
また、「ロイター通信」は、「3月4日」に、
「ザポリージャ」から「ザポロジエ」に変更
すると「おしらせ」を出したと、知り合いに教えてもらいました。
うーむ、逆の流れなのですね。
(2022、3、7)