昨晩の福島・宮城、東北地方での震度6強の地震で亡くなった方にお悔やみ申し上げますとともに、被災された皆様にお見舞い申し上げます。
1995年の阪神・淡路大震災以降、特に2011年の東日本大震災以降、残念なことに地震被害が頻繁に、日本列島を襲うようになりました。地球が、地盤が、そういう時代なのかもしれません。
東日本大震災以降、よく耳にするようになった言葉の一つに、
「ご安全に」
があります。それまでは余り聞いたことがなかった言葉です。もしかしたら、建築関係や工事関係者などでは使われていたのかもしれませんが、私は知りませんでした。
しかし、今や、よく使う言葉になってしまっています。
「お達者で」
「お元気で」
というのは、これまでずっと普通に使ってきた言葉ですが、これは主にその個人の、
「健康」
に関して気にかける言葉です。それに対して「ご安全に」は、
「思わぬ事故や事件に遭わないように」
という思いが込められていると思います。そして、気を付けていないと、
「安全ではない状態=危険な目に遭うかもしれない」
ことを示唆しているようにも思えます。
普通に暮らしていても「ご安全に」と祈らなければならない、そういった世の中を我々は生きているんだということに、改めて気付かされる思いです。
グーグルでは(3月17日)
「ご安全に」=89万4000件
でした。
そして、その由来に関しては、厚生労働省・大阪労働局安全課のサイトに、以下のように記されていました。
https://jsite.mhlw.go.jp/osaka-roudoukyoku/content/contents/301109-1.pdf
『「ご安全に」とは、製造業・建設業の現場での安全意識の高揚・喚起するために、挨拶運動として展開した安全活動です。由来は、ドイツの炭鉱夫たちの間で使われていた「ご無事で(Gluck auf)」という挨拶が由来とされています。』
そうなのか。「ドイツ(語)起源」だったのか!これ、「英語」だと、
「Good Luck(グッドラック)」
なのかなあ?


