韓国大統領選挙で、
「尹錫悦(ユンソギョル)候補」と「李在明(イジェミン)候補」
の「得票率の差」は、なんとわずか、
「0、73」
でした。この数字の単位は、
「『%』か?『ポイント』か?」
これがたとえば、「5年前の大統領選挙」と比べるというような、
「異なる時期の選挙」
と比べての「得票率の差」を表す場合は、
「投票率や得票数が異なる」
わけですから当然、
「同じ『%』とは考えられない」
ので、
「ポイント」
を使いますが、今回は、
「同じ選挙での得票率の差」
なので、
「『%』でも『ポイント』でも良い」
のではないでしょうか?
ただ、基本的には、
「得票“率”と得票“率”の『差』」
には「ポイント」を使いますね。この日(3月10日)の「ミヤネ屋」で、宮根さんのスタジオ原稿は、
「わずか0、73%」
となっていて、VTR原稿でナレーターさんが読んだ原稿は、
「ポイント差は0、73」
フリップは、
「0、73ポイント」
画面左上に出るテロップ(「Bチャン」と言います)は、
- 73ポイント差」
- でした。また、「読売新聞」「毎日新聞」の夕刊は、
- 「0、73ポイント」
でした。
『放送で気になる言葉2011』の52ページには、
「%=比率」「ポイント=差」
として、1981年6月に当時の総務庁の統計審議会が、
「百分率で表された二つ以上の統計比率について、相互の大きさの単純さを表す場合は、原則として『ポイント』を用いると決めている」
と書いてありました。
(2022、3、11)


