2月19日の「日経新聞」の見出しが、
『「置き配」3000万世帯に拡大
~ウォルマート、会員制を成長源に 対ネット通販 新戦略』
とありました。「ウォルマート」は、アメリカの大手スーパーマーケットチェーンですね。これはニューヨークのお話です。
リード部分を読むと、
『消費者の留守中にキッチンまで生鮮食品を届ける「置き配」を5倍の3000万世帯に広げる』
とあります。留守なのにキッチンまで入ったら、
「空き巣」
と間違われるのではないか?と思ったのですが、大丈夫かな。いや、言いたいのは、そこではなく、
「置き配」
という言葉、“コロナ禍”で急速に定着したなという点でした。
新しい辞書に「置き配」という言葉は、載っているのかな?
昨年12月に出たばかりの『三省堂国語辞典・第八版』を引いてみたら・・・
なんと、載っていました!
*「おきはい(置き配)」=宅配の荷物を、玄関前など受取人の指定した場所に置くこと。
さすがです。
ことし2月に出た『新選国語辞典・第十版』や、去年1月に出た『明鏡国語辞典・第四版』、おととし11月に出た『新明解国語辞典・第八版』には、載っていませんでした。
グーグル検索(3月11日)では、
「置き配」=424万件
でした。トップで出て来たのは「日本郵便」のサイトで、
「置き配とは、あらかじめご指定いただいた場所(玄関前、置き配バッグ、宅配ボックス、車庫、物置など)に非対面で荷物などをお届けするサービスです。ライフスタイルに合わせて荷物などを便利にお受け取りいただけます。」
と説明がありました。なるほど、もう定着しているんですね。
というか、「宅配ボックス」は、うちも、もう10年以上前から使っていますけどね。
(2022、3、11)


