3月8日の「ミヤネ屋」の前に担当ディレクターから、
「スケソウダラ」か?「スケトウダラ」か?
という質問を受けました。
「明太子」の原材料である「タラの卵」が、ロシアの報復措置で上空を飛行機が飛べないために北欧から入って来ないというニュースでした。
「ソウ」か?「トウ」か?
は、以前から時々問題になるので、用語ガイドブックに載っていたはずだと思って調べてみたら、私も編集に関わった日本新聞協会の『新聞用語集2007年版』の中にある「放送で標準とする読み方例」では、
【1】スケソウダラ」【2】スケトウダラ
の順番で載っていました。
また、こちらも私も編集に携わった、日本新聞協会・新聞用語懇談会放送分科会編の『放送で気になり言葉2011』(52ページ)には、
『「スケソウダラ」を基本とし、「スケトウダラ」は統計や発表もの、引用など標準和名が必要な場合に使いたい』
と記されていましたので、
「スケソウダラ」
で放送しました。
本当に「たまに」出て来るんですよね、この表記の問題は。編集当時は、
「もう、載せなくてもいいのでは?」
という声もあったように思いますが、削らずに載せておいて良かったなと思いました。
(2022、3、9)


