「ミヤネ屋」で「北京五輪」の「スキー・ジャンプ」のテロップをチェックしていたら
「ヒルレコード」
という言葉が出て来ました。これって昔は、
「バッケンレコード」
と言っていたのでは?と思って調べていたら、例の、
「K点」(=令和ことば事情8336「K点」)
が変わったあたりで、呼び方が変わったみたいですね。つまり、
「2004年から『限界点』が『ヒルサイズ(HS)』として導入され、併記されるようになった」
ことで、「ヒル(hill)」という英語が入って来たと。じゃあそもそも、
「バッケン」
とは何なのか?『広辞苑』を引くと、
*「バッケン」(Backenドイツ語)=「スキーをはく際、靴を固定させるための金具。耳金」
とありました。あ、でもちょっと待って!「バッケンレコード」も載っていました!
*「バッケンレコード」=「(和製語。Bakkenはノルウェー語で丘の意)スキーのジャンプ競技で、その第出の最長不倒距離。」
これだ!「ノルウェー語」かあ。納得です。で「和製英語」ということもあって、使われなくなって、国際的にも通用する「英語」に代わって来たのかもしれませんね。
私が「バッケンレコード」という言葉を初めて聞いたのは
「1972年の札幌冬季五輪の時」
だったから、もう「半世紀も前」なのですね。小学生だったもんなあ…。
(2022、2、16)


