8344「ヒルレコードとバッケンレコード」

2022 . 2 . 16

8344

 

 

「ミヤネ屋」で「北京五輪」の「スキー・ジャンプ」のテロップをチェックしていたら

「ヒルレコード」

という言葉が出て来ました。これって昔は、

「バッケンレコード」

と言っていたのでは?と思って調べていたら、例の、

「K点」(=令和ことば事情8336「K点」)

が変わったあたりで、呼び方が変わったみたいですね。つまり、

「2004年から『限界点』が『ヒルサイズ(HS)』として導入され、併記されるようになった」

ことで、「ヒル(hill)」という英語が入って来たと。じゃあそもそも、

「バッケン」

とは何なのか?『広辞苑』を引くと、

*「バッケン」(Backenドイツ語)=「スキーをはく際、靴を固定させるための金具。耳金」

とありました。あ、でもちょっと待って!「バッケンレコード」も載っていました!

*「バッケンレコード」=「(和製語。Bakkenはノルウェー語で丘の意)スキーのジャンプ競技で、その第出の最長不倒距離。」

これだ!「ノルウェー語」かあ。納得です。で「和製英語」ということもあって、使われなくなって、国際的にも通用する「英語」に代わって来たのかもしれませんね。

私が「バッケンレコード」という言葉を初めて聞いたのは

「1972年の札幌冬季五輪の時」

だったから、もう「半世紀も前」なのですね。小学生だったもんなあ…。

 

 

(2022、2、16)